Trace (トレース) とは、今年の2月下旬よりパブリック・ベータ版にて公開しているBitrise独自のアプリのモニタリングに特化したアドオンです。Bitriseのアカウントをお持ちの方であればどなたでもご利用いただけます!
Bitriseと同様に、Traceもアプリ開発者のためにアプリ開発者により、これまで欠けていたモニタリングソリューションを提供したいと考え開発されました。
Traceはモニタリングにおける3つの重要な課題(問題の検出、影響力のある問題の把握、原因の追跡)の解決に適切に取り組むことができるツールとなっています。
今回は皆様にTrace機能をおすすめする5つのポイントを簡単にご紹介いたします!
1. セットアップが簡単!
Traceを始めていただく際の設定方法は、5秒のGIFに収まるほど簡単なものとなっております。ワークフローにTrace Step(iOS、Android)を追加した後、ビルドを実行・成功させると、Traceダッシュボードにてすべてのレポートにアクセスできるようになります。
2. セッションブラウザ
セッションブラウザでは、アプリがクラッシュする前後やクラッシュ中においてのユーザー行動をより深く掘り下げることができます。この機能により、バグの調査に費やしていた時間を大幅に短縮することが可能になります!

3. クラッシュレポート
Traceを使用することで、問題の種類ごとにフィルタリングされたユーザーセッションやデバイスに関する情報が含まれるクラッシュの情報がリアルタイムでBitriseユーザーに報告されます。発生件数や影響を受けたアプリユーザー、バージョンなどの重要な情報を得ることができ、すぐに取り掛かるべき問題を素早く優先して対処することが可能になります。
クラッシュレポートは、現時点でiOSでのみご利用可能ですが、Android版については公開に向けて準備中です。

4. パフォーマンス・レポート
ビルドの成功後にTraceへアクセスすると、すぐにアプリのパフォーマンスについて確認することができます。クラッシュ率、メモリ/CPU使用率、レイテンシー、ネットワークパフォーマンスなどをすべて一か所で把握することが可能です。

5. インパクト分析
アプリのバージョン、国、OSのバージョン、デバイス、ネットワーク、キャリアごとにユーザーがグループ化され、影響を受けているユーザー層を深く理解することができます。各クラッシュの影響をひと目で確認でき、早急な対応が必要な箇所をピンポイントで特定することができます。

Bitriseをお使いの皆さま全員がアプリのモニタリングを必要としていると考え、Trace機能はすべてのユーザー様に提供しております。
今日からワークフローに Trace を追加して、Bitrise独自のモニタリング機能を皆さまもぜひ体感してみてください。