本日よりM1がオープンベータで利用可能に!
仮想化された、スケーラブルなM1コンピュートオプションにより、Apple シリコンへの移行を加速し、ビルドとテストをこれまで以上のスピードで実行できます。
ビルドの挙動を予測するためには、0の状態から作成され、ビルド実行後に破棄される仮想化環境が鍵となります。本日よりBitriseでは、CI/CD用に構築された世界初の完全仮想化済みの、スケーラブルなApple シリコン環境でのビルド実行が可能となります。
これにより、既存のIntelベースのmacOSコンピュート・オプションで実行するビルドと比較してパフォーマンスが大幅に向上するだけでなく、M1固有の機能もリリースできるようになり、今後AppleシリコンがiOS開発におけるデフォルトになった際のスムーズな移行も容易になります。
クラウドのM1がiOSのCI/CDにもたらすこと
Bitriseを利用するお客様とiOSチームには、次のようなメリットを得ることができます。
- 多くのiOS開発者が使用するローカルのM1 Macbook環境と、ホストされたCI/CDパイプライン間との整合性
- 必要なツールや依存関係があらかじめ用意されている、クラウド上の24時間365日維持・管理されるM1環境
- スケーラビリティ(拡張性):単数のビルド実行から数十もの同時実行まで、必要なものを必要なときに
- 既存のIntelベースのコンピュート・オプションと比較した場合のパフォーマンス向上
- Appleシリコン独自の機能を提供することが可能に
お客様側でしていただくこと
開始するにあたり、iOS開発をIntelベースのMacからM1 Macに移行する方法について説明したドキュメントの確認を推奨しております。
Creditベースのプラン (Free, Teams, Velocity) をご利用のお客様は、Dashboard を開き、アプリの Workflow Editor に移動して、Stacks & Machines タブをクリックしてください。Machine type for the default stackの下に、M1 Elite XLと表示されます。
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Concurrencyベース(同時並列ベース)プランをご利用のお客様は、
- Workspaceを新規作成してテストを行う、または
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- 弊社までお問い合わせいただくと、現在お持ちのorg上でトライアルを開始いたします。
Bitriseのアカウントをまだお持ちでない方は、今すぐ無料でサインアップしていただけます。トライアル期間中および無料プランの一環として、ビルド実行に必要となるクレジット数が残っている限り、M1上でもビルド実行が可能となります。
現在報告済みの問題
iOS開発におけるAppleシリコンの利用は、必要なツールが業界全体で作成されつつありますが、まだまだ現在進行形の状態です。そのため現在のM1環境には、いくつかの制限や既知の問題が見られます。
- Androidエミュレーションは利用不可
- ワークフローの設定次第では、一部のビルドがハングアップしたり、予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。
Appleシリコン環境のパフォーマンスを常に向上させていくよう、弊社とのベンダーならびに幅広いコミュニティと協力してまいります。最新の情報についてはドキュメンテーションをご確認ください。
Happy building! 🚀